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振動解析製品

情報機器部門では、「Timing&Communication」をシンボルとして、振動解析製品をはじめとする各種計測機器の開発を進めています。
「Timing」は、ある物事をするために最も適した時機を判断・選択・コントロールして決める「時間的瞬間」という意味ですが、「In Real Time」のような「即時に」や「同時に」という意味も含んでおり、情報を瞬時に離れた場所で共有できることを目指します。
一方、「Communication」は、NetworkCommunicationといった「機器間の通信」の意味ですが、AuralCommunicationといった会話などで顧客との「意思疎通を図る」ものでもあります。
これからも「Timing & Communication」をモットーに情報・計測機器の製品開発を続けてまいります。

製品メンテナンスについて(弊社の製品をご使用中の方へ)

振動解析とは

振動解析とは、ある装置から発生する固有振動の周波数、振幅、位相から求められる解析の総称です。 通常、振動解析は定常の振動状態の解析を想定し、固有振動数・モード形状を求める場合はモーダル解析が利用され、共振点・振幅・位相を求める場合は周波数解析が一般に利用されております。例えば、スポーツ分野では、テニスラケットやゴルフクラブの設計に振動解析が利用されています。家電製品では、洗濯機の振動や音対策、冷蔵庫やエアコンの静音化が進んでいます。自動車、鉄道、その他乗り物であれば、車両としての機能・性能、安全性に加え、乗り心地などの快適性を高めるために振動が密接に関わっています。
また、実際の機械などから発生する振動の波形は、いろいろな周波数振動の合成波となり、それらをフーリエ変換分析で解析することにより機械を構成するどの部位から発生した振動であるかがわかり、機械の故障(軸の曲がり、ロータのアンバランス、軸受けからの振動、ミスアライメントなど)の予測ができます。

エイクラ通信では、お客様のご要望に沿った条件で振動測定機器の設計・製造から、周波数分布およびシミュレーションなど専門知識が必要な高度な解析ソフトの開発まで承っております。
大手メーカーでは中々対応が難しい小回りの利いた迅速な対応を心掛け、輸送物や移動体の安全確保及び人体へ影響を及ぼしかねない“振動の評価”に対して幅広くお応えするよう鋭意努力しております。

超過動揺データ発生地点のチャート表示

CDNEMonitorしきい値を超過した地点の前後500m表示可能

列車の乗り心地レベル解析

CDNENREQ100m、200m、1km毎に表示可能
製品紹介ページでも振動解析製品などをご紹介しております
  • 振動測定製品例
  • FFTスペクトル密度解析[W3DFFT]
  • ハンディ動揺計「Mateシリーズ」
  • ハンディ動揺計「Viewerシリーズ」
  • 電子動揺駒「CDH-401」・「EVA-Pocket」
  • その他の製品例
  • レール遊間測定器 「レール遊くん」
  • 時報制御機器

振動測定製品例

FFTスペクトル密度解析[W3DFFT]

ハンディ動揺計「Mateシリーズ」

1999年の発売開始以来、鉄道各社の保線管理部門で愛用されている「Mateシリーズ」は、軌道の状態を車両上で計測した動揺波形より推測することを目的とする装置です。
プリンタで目標値超過リストや動揺波形を印字することができるため、日常の軌道管理に便利なアイテムとしてお客様から好評を得てきました。
当社の40年に及ぶノウハウが詰め込まれた信号フィルター技術は、他社には真似のできない軌道狂いと動揺波形のマッチングを再現しております。

Mate2510
(生産終了)
CDVIA Mate2540
EVA 3240
(Mateタイプ)

ハンディ動揺計「Viewerシリーズ」

1989年に開発された「CDH-21600シリーズ」の流れを汲み、車両部門に愛用されてきた「Viewerシリーズ」は、鉄道車両特有の高周波振動と軌道から来る低周波振動を周波数によって分離し、台車交換の時期や、新型車両開発時の床下設置機器類の異常診断チェックに用いられてきました。保線部門においても近年、乗り心地レベルが重視されるようになったため、これらの技術を応用し、現在では250Hzまでの高周波の測定も可能になっております。

Viewer 3220
(生産終了)
EVA-Mini 3310
EVA 3410

電子動揺駒「CDH-401」・「EVA-Pocket」

1991年の発売以来、200台以上の納入実績があり、初代のピエゾ抵抗方式の加速度センサを耐衝撃性の高い静電容量方式に変更した2代目もお客様から大変高い評価を受けております。列車の動揺管理は、日常のきめ細やかな動揺測定や巡視が要求され、現場担当者の主観にとらわれない定量的な評価が必要です。その点でも、結果が数値で示される電子動揺駒は手軽に誰でも再現性のある結果が得られるため、大変重宝されております。

スマホ・タブレット用アプリで手軽に記録

日常巡視で軌道や沿線の状態を手軽に記録に残せるスマホ・タブレット用アプリを開発しました。無線式電子動揺駒「EVA-Pocket」からの加速度データとGPSからの位置情報および沿線の画像を動画で配信するので、過去のデータとの比較などに最適です。

CDH-401
(生産終了)
EVA-Pocket
EVA-Pocket用アプリ

その他の製品例

レール遊間測定器 「レール遊くん」

鉄道の安全性を語る上で、線路の管理は欠かせません。レールは金属ですから季節の温度変化で伸び縮みし、調整をしないと屈曲してしまいます。このため、レールの継ぎ目には、遊間という隙間が設けられており、この隙間を適正に管理することが必要とされています。

1992年に開発した「レール遊くん」は、それまで定規スキマゲージで測っていた遊間を三角板とデジタルノギスでワンタッチ測定を実現しました。さらに、レール温度も記録し、パソコンでデータベース化を可能にした専用ソフトと組み合わせることにより野帳管理の手間を簡略化しました。

JRWD-7030

時報制御機器

タイミングコントローラは、時刻情報を検索するシステムとして、航空宇宙、防衛、自然科学など様々な分野でのデータ記録で活躍していました。中でも、JJY校正器は、長波を利用した時報電波を受信し内蔵時計を校正して常に正確な時報情報を出力するもので、大容量データレコーダ、長時間データレコーダ、遠隔地での同時観測など、突発現象を捕らえる際の重要な時刻情報検索機器としてお客様の業務に貢献してきました。

T-2200B
(生産終了)